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イベントレポート

学生と企業が未来を描く「課題発見アイデアソン」

イベントレポート

「学生の目線が企業の未来を変える」。そんな思いを胸に、9月9日「課題発見アイデアソン コンサル体験イベント」が開催されました。学生と地域企業が採用課題に向き合い、実践的なワークショップを行いながら新たな発見と可能性を共有した熱気あふれる一日でした。

学生目線の発想で企業課題に挑戦

本イベントは株式会社フォーバルが主催し、盛岡市役所や県内企業が参加しました。テーマは「採用活動の課題解決」。学生が“コンサルタント”役となり、企業のリアルな悩みを聞き取りながら改善案を提案しました。

ファシリテーターは株式会社Next IWATE 代表の上野裕太朗さん。学生時代から地域に根差した活動を行ってきた経験を活かし、場をリードしました。

藤本裕子さん(フォーバル)はテーマ設定について「学生さんが自分ごととして考えられる課題にしたかった。だからこそ採用活動が一番分かりやすいと思いました」と振り返ります。さらに「学生が選ぶ目線を企業に伝えることは、とても価値がある」と強調しました。

上田舞花さん(フォーバル)はタイトルに込めた思いを語ります。「“アイデアソン”だけだと学生に伝わりにくい。だから“コンサル体験”と加えることで、挑戦しやすい場だと感じてもらいたかったんです」。

ランチタイムのアイスブレイクとして、本音サカバの「本音カード」を体験!学生よりも社会人の方が盛り上がっていました!

学生の主体性を引き出す仕掛け

集客では「熱意を持ってきてください」と呼びかけ、さらにランチとスイーツの提供で雰囲気を和ませました。食事をきっかけに交流が深まったとの声も。

また、社会人の視点をポストイットに書き出し、学生のアイデア出しのヒントに活用。自然な形で企業と学生の視点が交わる場となりました。

“大人の意見を可視化することで、学生にとって良いヒントになった” (藤本さん)

皆さん真剣に作業していますが、おやつタイムです。。。

集客の工夫と当日の空気感

学生参加者は最終的に11名。上田さんは「告知では苦戦しましたが、最後まで諦めなかった。直接声をかけたり、チラシを工夫したり、お弁当やおやつを用意することで“来てみたい”と思ってもらえるよう努めました」と語ります。

藤本さんは「学生だけでなく大人も一緒に楽しめる場を意識しました。社会人の視点を共有できることが学生のヒントになる」と語り、場づくりへの工夫を明かしました。

会場を包んだ熱気と対話

藤本さんは「学生が自ら企業に追加ヒアリングをしていたのは本当に驚きでした。短時間のアイデアソンでも、積極的に動く姿勢が素晴らしかった」と話します。また「大人たちが“本音サカバ”で盛り上がる姿も印象的でした。学生よりも大人が楽しんでいたかもしれません」と笑顔を見せました。

一方で上田さんは「企業の方が学生の提案を実践目線で受け止めていたのが嬉しかった。『すぐに実行できなくても取り入れたい』と言っていただけたことは大きな成果です」と強調します。

アフタートークでは学生の悔しがる声もあり、「もっとやりたかった」という熱意が場をさらに盛り上げました。

「時間が足りない、と言いながらも最後まで真剣な姿にグッときました」と上田さん。

株式会社川徳さんへのアイデアを提案したグループが優勝しました!
参加してくださったみなさんで集合写真!

学生の声と今後の展望

終了後も学生たちは企業担当者と積極的に交流し、

  • 「もっと時間が欲しかった」
  • 「次回もぜひ参加したい」 といった声が相次ぎました。中には「悔しい、あと数分あればもっと提案を磨けた」と話す学生もおり、その姿勢に運営側も刺激を受けたそうです。

藤本さんは「このイベントを一度きりで終わらせたくない。学生が出したアイデアがどう形になるのか、報告できる場を設けたい」と語ります。

さらに上田さんは「学生が主体の実行委員会を立ち上げて、継続的にプロジェクトを動かす形にしたい。TOVLABを拠点に、企業と学生が一緒に挑戦を積み重ねていける未来を描いています」と今後の展望を示して頂きました。

今回のイベントの企画運営を行ってくださった株式会社フォーバルのみなさん。
NEXT岩手の上野さん、平尾先生も一緒にイベントを盛り上げてくださいました。

本イベントを通じて得られた価値は多岐にわたります。TOVLABは、今後も地域と学生が交わり、新しい未来を共に描く拠点として進化していきます!!!

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