イベントレポート
TOVLAB一周年記念イベント
〜出会いがつくる、わたしの今とこれから〜
イーハトーヴ協創ラボ(TOVLAB)は、10月18日でオープンから1年を迎えました。
今回は、学生・卒業生・企業・大学関係者が集まり、これまでTOVLABで生まれてきた出会いや関わりを振り返りながら、「これからの学びや挑戦」についてゆるやかに話し合う1周年記念イベントを開催しました。


第1部:社会とつながることで見えた“学生のリアル”
第1部では、岩手大学 学務部地域協創教育課 課長・石沢さんのファシリテーションのもと、地域協創やキャリア教育に携わる教員と現役学生が登壇し、「社会とのつながりで得た気づきと学び」をテーマにトークが行われました。
学生たちは、インターンシップやアルバイト、ボランティア、TOVLABでの活動を通じて出会った社会人の姿や、関わる中で感じた戸惑い・おもしろさ、自分なりに踏み出してきた一歩について、普段と同じような言葉で話してくれました。
ときには社会人側がドキッとするような本音も出ましたが、「本音で飾らずに話せる」のもTOVLABらしさの一つとして受け止められ、会場では多くの方がうなずきながら耳を傾けている様子が見られました。



途中には、岩手大学地域協創教育センター 特任准教授・藤井先生からのコメントもあり、学生の経験がどのように学びにつながり、大学・地域・企業との協創へ広がっていくのかが整理されました。
また、岩手大学の学生の現状やキャリア観に関するデータも共有され、日々の感覚と数字の両方から「岩手大学の今」を知る時間となりました。


第2部:卒業生と現役学生によるTOVLABの使い方実践トーク
第2部では、TOVLABに関わってきた卒業生と現役学生が登壇し「TOVLABの使い方実践トーク」をテーマにパネルセッションを行いました。
登壇者は、初めて訪れたときの印象、課題や作業の合間に立ち寄るときの様子、イベントやプロジェクトに関わる中での出会いなど、日頃のTOVLABでの会話と近い、リラックスした雰囲気で話していました。
卒業生からは、在学中にTOVLABで得た出会いや経験が、今の仕事や進路にどうつながっているかが紹介されました。現役学生からは、相談や雑談、イベント準備など、TOVLABを「日常の延長」として使っている様子や、そこから生まれた小さな一歩についての話がありました。
途中、登壇した学生と普段からよく話している社会人にも話を振る場面があり、卒業生・現役学生・教職員・企業担当者が同じ場で自然と言葉を交わす、TOVLABらしい時間になりました。



TOVLABの2年目がはじまります
今回の1周年イベントを通して改めて見えたのは、TOVLABが、学生にとっては気軽に立ち寄れて出会いや交流が生まれる場所であり、企業や地域の方にとっては、学生の今の姿や声にふれられる場として少しずつ形になってきているということです。
日々の会話や、たまたま居合わせた人同士の出会いから、小さな動きが生まれ、それが次の一歩につながっていく。
2年目のTOVLABも、そうした自然な流れを大事にしながら、学生・企業・大学・地域のみなさんと一緒に、「出会いとつながりから生まれる協創の場」を、より過ごしやすく、使いやすい場所として育てていきます。


