イベントレポート
誰にでもわかる優しい創業・起業基礎講座
-創業・起業って、誰でも出来るのかな?-
11月25日、日本政策金融公庫様主催、岩手大学TOVLABで開催された、イベント「誰にでもわかる優しい創業・起業基礎講座」。日本政策金融公庫様と共に、岩手大学の学生が、起業・創業とは何かを学び、実際に起業の第一歩である、アイデア出しの実践など、様々な体験を行いました。
起業って難しそう、、、何から始めればいいのか分からない、、、普段大学や、大人たちからは聞けない、そういった悩みに、大学終わりの1時間半という短い時間で、起業について濃密な内容を学ぶ経験を積むことができました。
-創業・起業とは?実践を交えながら挑戦!-
まずは、創業・起業について学びます。人々が何か不満や不便を、普段から感じている。そこに何かスパイスを足すことが出来れば、もっと便利になる、、、そこからアイデアを探します。プロダクトを生み出すということは、人々の悩みを解決することなのです。私たち学生の視点だと、何か難しいことに、起業家たちは取り組んでいるのかと考えがちですが、実はとてもシンプルなことをしているに過ぎないのです!
参加した学生達も、これにはとても驚いており、「案外できるんじゃないか?」「困っていることを探して、それを解決する、めっちゃシンプルだね!」などの反応がありました!

今回は、誰に、何を、どのようにを軸にしながら、実際に困っている状況を想像し、アイデアとして作ってみる、実践型のフローワークに挑戦しました。
最初は身の回りに存在する課題をなかなか見つけられず、皆とても苦戦していましたが、自分の経験などと絡めながら、少しずつ「あ、これなら解決できるかも!」「もっとこうしたら面白いかも!」と、ユニークなアイデアが生まれ始めました。
ただ漠然と考えるのではなく、「自分だったらどう思うか?」「他の人の不満を解決できているか?」という等身大の視点を大切にすることで、参加者それぞれの色が出たビジネスプランの種が見つかりました。


-プロから学ぶ、起業のリアルと可能性-
ワークショップの後半では、日本政策金融公庫の講師の方にリフレクションをいただきました。私たちはどうしても「起業=失敗したら終わり」「リスクが非常に高い」というネガティブなイメージを抱きがちです。
しかし講師のお話から、独りよがりではないしっかりとした事業計画と、それを成し遂げたいという熱意さえあれば、金融機関をはじめとする周囲がしっかりとサポートしてくれる仕組みが日本には整っていることがわかりました。 そして何より印象的だったのは、起業家とは決して遠い存在ではなく、私たちの誰もが挑戦できる「身近な選択肢の一つ」であると教えていただいたことです。
-難しそうからやってみたいへ-
今回の講座を通して、会場の空気が大きく変わったのを感じました。参加者からは「最初は難しそうだと身構えていたけれど、話を聞くうちにワクワクする気持ちに変わった」「自分の小さなアイデアでも、誰かの役に立つビジネスになるかもしれない」といった、非常に前向きな感想が多く聞かれました。
私はまだ入学して間もない一年生で、正直なところ将来のキャリアについてはまだ白紙の状態でした。しかし、今の段階で「創業・起業」というルートがあることを知れたのは大きな財産です。それは私が思っていたよりも高いハードルではなく、努力次第で越えられるものだと知りました。このイベントに参加したことで、これからの人生の選択肢に「深み」と「広がり」を持たせることができたと強く感じています!
-やってみたいを形にできる場所、「TOVLAB」-
起業は、ゴールではなくスタートです。 TOVLABでは、今回のような基礎講座をはじめ、学生の「やってみたい」を応援する様々なイベントをこれからも開催していきます。 少しでも興味が湧いた方は、ぜひ次回のイベントで一緒に学びましょう!
