イベントレポート
パスタブリッジがつないだ、プロの情熱と学生の探究心
「パスタで橋を作る」。
一見すると遊びのようなこの企画に、橋づくりのプロである中央コンサルタンツ株式会社の皆さまが本気で向き合ってくださいました。
会場は岩手大学内の「TOVLAB(トヴラボ)」。
なぜパスタなのか。そこでどんなドラマが生まれたのか。
現場で企画を牽引した中央コンサルタンツ(株)の佐藤さん・小室さんの言葉を交えながら、当日の様子を振り返ります。
業界のイメージを塗り替える、5人の「本気」の準備
今回のために結成されたのは、部署を横断した5名の特別チーム。
仙台支店 総務部長の佐藤さん、岩手大学OBでもある入社1年目の小室さんが目指したのは、土木業界に対する「きつい・汚れる」といった従来のイメージを、前向きにアップデートすることでした。
小室さんは、学生が直感的に「面白そう」と感じられるよう、土木らしさをあえて抑えたポップなデザインチラシを作成。
さらに佐藤さんたちは5月から何度も会議を重ね、実際にパスタで橋を試作しながら、学生が思いきり熱中できる“独自ルール”を練り上げていきました。

緻密なロジックと圧倒的な吸収力。学生たちの「底力」
コンテストが始まると、そこにはパスタを一筋縄ではいかない「構造物」として捉え、真剣に向き合う学生たちの姿がありました。
元技術者でもある佐藤さんが驚いたのは、学生たちが寸法を細かく計算し、驚くほど論理的に橋を組み上げていく姿勢。
熱量の高まりを前に、当初の予定を変更し、社員の皆さんがあえて「見守ること」に徹する方向に。


30分で使いこなす? Twinmotion体験会に広がった交流
3Dモデルソフト「Twinmotion」の体験会でも、印象的な場面がありました。
わずか30分という短い時間にもかかわらず、学生たちは機能をどんどん吸収し、自由な発想で空間を表現していきます。
その様子に小室さんは「逆に自分たちが勉強になった」と語るほど。教える/教わるの関係を超えて、同じ場で一緒に試行錯誤するような、豊かな交流が生まれていました。


「楽しかった」の先にある、共創のカタチ
イベントを通じて佐藤さんたちが何よりうれしかったのは、学生からの「楽しい」「興味がある」というまっすぐな反応でした。
「リクルートという枠を超えて、純粋にものづくりの楽しさを共有したい」
そんな佐藤さんの想いは、しっかりと学生たちに届いていたように感じます。
小室さんも今回の経験を糧に、「今後はさらに幅広い層の学生がワクワクできる仕掛けを考えていきたい」と意欲を語ってくださいました。


パスタ一本一本を積み重ねて橋を架けるように、企業と学生が真摯に向き合ったこの一日。TOVLABにとっても、新しい可能性を感じさせる時間となりました。中央コンサルタンツの皆さまが架けてくださった橋は、これからも社会と大学をつなぐ確かな“きっかけ”になっていくはずです。
中央コンサルタンツ(株)のWEBサイトはこちらhttps://www.chuoh-c.co.jp/
おまけ・・・
現在、TOVLABでは作製したパスタブリッジを展示させて頂いております。

