イベントレポート
2025年6月24日「ゆるっと語ろう、八戸圏域の働き方」イベント
2025年6月24日、岩手大学内のイーハトーヴ協創ラボTOVLABにて、「ゆるっと語ろう、八戸圏域の働き方」が開催されました。本イベントは、青森県南部や岩手県北部にゆかりのある学生を対象に、地元企業の若手社員と地域の食を囲みながら、ざっくばらんに“働き方”について語り合う交流会です。

食を通じて、地元とつながる
イベントは、受付後に名札を記入し、興味のある企業テーブルに着席する形式でスタート。開会後は、ヒラメの漬け丼や八戸せんべい汁などの地元の味を楽しみながら、企業担当者と学生が自由に会話を楽しむフリートークが行われました。

会場内は和やかな雰囲気で、学生も企業側もリラックスして交流。「どんな仕事をしているか」「なぜ地元で働くことを選んだのか」「休日の過ごし方は?」といったリアルな話題が自然に飛び交いました。
若手社員から聞く「リアルな暮らしと働き方」
イベントの後半では、「若手社員リアルトーク」セッションが設けられ、より深い話が聞ける時間に。地元で働く若手社員の生の声から、Uターン・Iターン就職の実態や、地元での暮らしの魅力、実際に働き始めて感じたギャップややりがいについて知ることができました。
席替えの機会もあり、複数の企業と対話できる工夫がされていたのも特徴です。

温かく、実りある交流の場
閉会時には、参加者によるアンケート記入が行われ、気になる企業の担当者からパンフレットを直接受け取ることもできました。終始リラックスした雰囲気のなかで行われた交流は、地元就職への関心を高めるきっかけになったという声も多く聞かれました。

イベント終了後には、学生参加者とのちょっとした振り返りの時間も設けられました。
参加した学生たちは「来てよかった」「楽しかった」という感想を口にしており、中にはもうすぐ卒業を控えて就職先を考え始めている人や、すでに進路が決まっているけれど将来的に地元に戻ることも選択肢として考えている人もいました。
「働く大人のリアルな話を聞けて、自分の将来のヒントになった」「美味しそうなご飯に惹かれて来てみたけど、思っていた以上に良い出会いと気づきがあった」など、それぞれの参加動機はさまざまでしたが、一様に「参加して得るものがあった」と語っていました。

「ゆるっと語ろう、八戸圏域の働き方」は、地元に関心を持つ学生にとって、実際に働く人たちの声を身近に聞ける貴重な機会となりました。今後の進路を考えるうえで、地域との関係を見つめ直す良いきっかけとなったイベントでした。