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イベントレポート

2025年6月30日(月)“ゆるプレ”

イベントレポート

“ゆるプレ”でプレゼン苦手を楽しく克服!―人とつながるカジュアル発表会

TOVLABで開催された「ゆるプレ」は、プレゼン苦手な人にこそ届いてほしい新感覚イベント。
緊張から気づきへ変わるその瞬間とは?

「プレゼンが苦手」「人前で話すと緊張してしまう」
──そんな悩みを抱える人にこそ参加してほしいイベントが、2025年6月30日にTOVLAB(岩手大学内イーハトーヴ協創ラボ)で開催されました。
その名も「ゆるプレ」。

今回は、主催者である岩手大学人文社会科学部2年・寺山美優(てらやま みゆう)さんへのインタビューを通じて、イベントの魅力と参加価値をレポートします。

プレゼンを“ゆるく”楽しむ「ゆるプレ」の挑戦

「ゆるプレ」は、誰もが気軽にプレゼンに挑戦できるカジュアルな場を目指して企画されたコミュニティイベントです。
主催者である美優さん自身が「発表が苦手」という悩みを抱えていたことから、「だったら気軽に練習できる場を自分で作ってみよう」と立ち上げた初めてのイベント企画でした。

“緊張はするけど、終わった後には「話すのって楽しいな」って思えたらいいなと思ってました”

準備の段階では「何をどうすればいいかわからない」と戸惑いながらも、TOVLABというコワーキングスペースの協力を得て、企画から実施までをやり遂げた美優さん。
その原動力となったのは「人と話したい、人のことを知りたい」という純粋な想いでした。

緊張から“気づき”へ──美優さんが得た手応え

イベント当日は、参加者2名と小規模ながらも濃密な時間が流れました。
発表を通じて「話すことの楽しさ」に気づくと同時に、「プレゼンは目的ではなく、人を知る手段だった」と感じた美優さん。

“話すのが好きだと思っていたけど、本当は人の話を聞くのがもっと好きだった”

“誰かのことを深く知るための時間が、プレゼンという形で実現できた”

プレゼンの練習という枠を超えて、「自己表現の場」や「他者理解のきっかけ」へと進化したこのイベントは、単なるスキルアップを目指すものではなく、個人の内面を見つめ直す機会となったのです。

少人数でも深くつながる──イベントの空気感

当日の会場では、終始和やかな雰囲気の中、参加者同士が自然と打ち解け、深い対話が生まれました。準備資料として用意された「プロフィール帳」には、それぞれの“好き”や“考え”が綴られており、相手を知るヒントとしても活用されました。

“たった2人でも、相手のことをじっくり知る時間が取れて、それがすごく嬉しかった”

プレゼンをすること以上に、「誰かとつながる」「自分のことを話せる」ことに価値を感じられる空間が、TOVLABだからこそ実現できたのかもしれません。

次なるステップへ──「人を知る場」を広げたい

イベントを終えた美優さんは、今後も“人を知る場”としての企画を続けていきたいと話します。

“趣味を共有できる人が周りにいなくても、誰かに話すことで何かが始まるかもしれない”

プレゼンの上達や集客数が目的ではなく、「1人でも深くつながれればそれでいい」という姿勢が、多くの共感を呼んでいます。
「やってみたいけど不安…」という人に向けて、美優さんはこう背中を押します。

“意外とイベントって、高いハードルじゃない。気軽に、楽しくやってみて!”

TOVLABが提供する自由な空間と、参加者一人ひとりの思いが交差することで生まれる「ゆるプレ」。
その“ゆるさ”こそが、新たな気づきや出会いの扉を開いてくれるのかもしれません。

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