イベントレポート
国際交流から広がる一歩|TOVLABで「なりたい自分」を語る座談会開催
「国際交流に興味はあるけれど、何から始めればいいかわからない」——そんな学生たちの背中をそっと押す座談会が、岩手大学TOVLABで開催されました。盛岡市役所の現役職員かつ岩手大学の社会人大学生が登壇し、国際交流の第一歩を共に考える90分間。その模様をレポートします。
国際交流ってどう始める? 岩手大学で座談会開催
2025年7月8日、岩手大学中央食堂2階のTOVLABにて「なりたい自分をみつける座談会」が開催されました。
主催は盛岡市役所文化国際課と盛岡国際交流協会。
参加者は学生を中心に8名。自由な雰囲気の中、登壇者との対話を通して国際交流の第一歩を考えるイベントとなりました。
イベント概要
- 日時:2025年7月8日(火)17:00〜18:30
- 会場:TOVLAB(岩手大学中央食堂2階)
- 主催:盛岡市役所文化国際課/盛岡国際交流協会
- 参加費:無料/途中入退室OK
登壇者は現役の社会人大学生×若手職員×留学生
今回登壇したのは、以下の3名の多様なバックグラウンドを持つ方々。
- 千田夏海さん:盛岡市文化国際課職員でありながら、岩手大学農学部の博士課程に在籍中。
留学経験もある「社会人大学生」として、仕事と研究を両立。 - 松尾遥大さん:盛岡市役所で働く若手職員。
国際交流の専門家ではない立場から、等身大の視点で場をサポート。 - リットさん:タイ出身のTOVLABスタッフであり留学生。多文化交流のリアルな経験を共有。

一歩を踏み出す勇気が湧く、対話の時間
イベント前半の座談会では、千田さんのこんな思いが語られました。
“大学時代、何かしたいけど何をすればいいか分からない——そんな学生に、国際交流という選択肢を届けたかった。”
後半は参加者同士の交流タイム。リットさんは「海外で驚いたことは?」という問いに、会場は笑いと共感に包まれました。
“想像以上に、参加者との距離が近くなれたのが嬉しかった。”(千田さん)
“まだ国際交流に踏み出せていない人たちが、この場で勇気をもらっていたのを感じた。”(松尾さん)
柔らかな空気の中で、自然と「やってみよう」という気持ちが育っていくような、温かいひとときでした。
次回はもっと一人ひとりと話せる場に
参加者は少人数ながら、それぞれに語りたい思いや質問を持って集まっていた様子。千田さんは、
“次回はもっと一人ひとりの話を丁寧に聞けるよう、時間配分を見直したい。”
と語り、より対話の質を高める意欲を見せていました。
また、「何かやってみたい」けれど迷っている人に向けて、千田さんからはこんなメッセージが
“大学生活は長いようで短い。迷ったら、まずはやってみる。それを支える場をこれからも作っていきたい。”
TOVLABは今後も、地域と学生が出会い、ともに学びあう「協創」の場として、こうしたイベントを継続していく予定です。