View this site in other languages with Google Translate  >
イーハトーヴ協創パートナー企業はこちら

イベントレポート

ハンター×ガイド×研究者の挑戦に学ぶでつながる岩手の未来

イベントレポート

7月7日に「ハンター×ガイド×研究者の挑戦に学ぶ」というイベントが開催されました。このイベントは「出張若者カフェ」として、地域と若者をつなぐ場として企画されたものです。大槌町で活躍する若者の挑戦に触れ、自分のキャリアについて考える貴重な機会となりました。

「好き」を仕事にするってどういうこと?

ゲストはNPO法人おおつちのあそび代表・大場理幹さん。北海道出身で、魚類生態の研究を続ける中で岩手県大槌町に出会い、研究からガイド・地域活動へと活動の幅を広げました。

“研究を社会につなげたいと思った。それが大槌だった。”

そんな大場さんの言葉が印象的でした。研究というアカデミックな分野が、地域の自然や暮らしの中でどう生きるのか。実体験を交えたトークに、多くの学生が深く頷いていました。

また、大場さんの提案で、NPO立ち上げを共にした小倉さん(現・大槌町地域おこし協力隊)と、福島さん(岩手大学卒業生)も参加し、多角的な視点から「地域と関わる生き方」について語り合いました。

学生たちの本気が伝わる空気感

イベントには岩手大学の学生が多く参加し、熱量のある学びの場になりました。「ハンター」「ガイド」「研究者」といったユニークなキーワードが刺激になり、

“まるで公開ゼミのような真剣な空気だった”

という感想も。講義のようにメモを取る姿や、トーク後の質問・交流タイムでは、学生たちが自分の興味と向き合う姿勢が印象的でした。

次につなげる仕組みも大切に

イベントを企画した佐藤快威さん(いわて若者カフェ運営メンバー)は

“もっと参加者同士やゲストとの交流の時間があると良かった。大槌に実際に行ってみたくなるような道筋も用意したかった。”

とお話ししてくださいました。

今後は、もっと話せる交流タイムの設計や地域との関わりを体験できる次のステップづくり、多様な大学や立場の若者が集えるような仕掛けといった工夫が必要だと感じたそうです。

TOVLABという場所の魅力も、今回改めて実感されたとのことでした。

若者カフェが目指す“挑戦できる場”とは?

イベントを通して伝わってきたのは、大場さんや佐藤さんの「やりたいを形にする」姿勢。

“大事なのは、すでにある道を探すんじゃなく、自分で道をつくること。”

と大場さん。そして佐藤さんも、自身の経験から「誰かと出会い、話すことから動き出す」と語ります。

若者カフェは、そうした挑戦のはじめの一歩を後押しする場。常連でなくても、大学が違っても、何かやってみたい気持ちがあれば、誰でもウェルカムです。

次回の出張若者カフェにも、ぜひ注目してみてください!


前のページに戻る