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イベントレポート

食品会社3社が集結!学生と社会人が本音で語る「ディナー交流会」

イベントレポート

岩手大学のコワーキングスペース「イーハトーヴ協創ラボ(TOVLAB)」にて、食品業界に関心のある学生を対象とした「食品会社3社が集結!ディナー交流会」が開催されました。

今回は、本イベントの発起人であり、岩手大学卒業生の十文字チキンカンパニー 人事部 広報採用課の船木さんにインタビューを実施。
企画の裏側や当日の熱気、そして学生たちへの思いを語っていただきました。

インタビューに答えてくれた十文字チキンカンパニーの船木さん

企画の背景:単独ではなく「3社合同」で得られるメリット

── まずは、今回のイベントを企画された経緯についてお聞かせください。

舟木さん: TOVLABという「学生と社会人が交流できる場」ができたことが大きなきっかけです。
私自身も岩手大学の卒業生ですし、弊社にはOB・OGも多いため、パートナー企業としてぜひ何かやりたいと考えていました。

その際、自社だけで開催するのではなく、あえて「食品会社3社」で合同開催することに決めました。
学生の皆さんにとっては、限られた時間の中で一度に3社の話を聞けるためメリットが大きいですし、ランダムな交流会よりも「食品業界」に興味がある層に響きやすいと考えたからです。

船木さん

こだわりのプログラム:「私服参加」と「食」が生む会話

── 「ディナー交流会」という形式や、プログラムのこだわりはどのような点ですか?

船木さん: こだわりは大きく3つありました。

  1. 私服参加でカジュアルに: 堅苦しい雰囲気を払拭し、気軽に参加してもらうため。
  2. 学びの要素: ただ話すだけでなく、「食品業界の仕組み」などの知識を持ち帰ってもらう。
  3. 社会人の疑似体験: 名刺交換や立食形式のマナーを実践してもらう。

特に「食事」の力は大きかったです。
各社が自社製品を持ち寄り、美味しいご飯を食べながら話をすることで緊張感がほぐれ、学生から自然と質問が飛び出すような空気を作ることができました。

当日のハイライト:社会人の「リアル」を伝え、イメージを変える

── イベント当日の様子や、印象的だったエピソードを教えてください。

船木さん: 乾杯の前から学生さんが質問に来てくれるなど、非常に意欲的だったのが印象的です。
目をキラキラさせながら話を聞いてくれて、私たちにとっても嬉しい時間でした。

特に手応えを感じたのは、「社会人のイメージ」が変わった瞬間です。
多くの学生が「社会人は残業が多くて大変」というイメージを持っていましたが、「終業後は自分の時間だし、休みの前の日は最高に楽しいよ!」と伝えたところ、「楽しみになりました。」と言ってもらえました。
「社会人は楽しい」というポジティブな側面を伝えられたのは大きな成果でした。

成果と課題:高い満足度と、その後の「繋がり」

── イベントを終えての成果と、今後の課題についてはいかがですか?

船木さん: 参加した学生さんからは「絶対リピートします。」「お金を払ってでも来る価値があります。」といった嬉しい声をいただき、満足度の高さを実感できました。

一方で課題は「その後の繋がり」です。
合同イベントゆえに一度会った学生さんとどう継続的に接点を持っていくか、次のアクションプランは今後の検討課題だと感じています。

学生へのメッセージ:トブラボを活用して世界を広げて

船木さん: 今回のイベントは、実は3度目の正直で開催できたものでした。
「諦めずにやる」という社会人の姿勢を見せられたことも良かったと思います。

学生の皆さんには、TOVLABをフル活用してほしいです。
学部や学年を越えて人脈を広げ、自分の価値観や世界を広げてほしいなと思います。
そうすれば、卒業する時に絶対に「大学に行ってよかった」と思えるはずです。

私たちも、学生の皆さんが「岩手に残りたい」と思えるような魅力的な場をこれからも作っていきたいと思います。

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